「大王年」彩る光の渦 越前市・五皇神社
6月13日午前10時37分
デジタル掛け軸や優雅な舞が幻想的な空間を演出したプレイベント
継体大王の即位1500年を記念した大祭を前に、丹南地域の官民で結成した「こしの都千五百年プロジェクト実行委員会」は12日夜、越前市文室町の五皇(ごおう)神社で、現代の映像芸術と伝統芸能が織りなす幻想的なイベントを開いた。
同神社に大王が学問所を建てて勉学にいそしんだという伝説が残っていることにちなみ、10月に同市で繰り広げる一大イベントの大祭へ向け、機運を高めようと企画。
日没直後の午後7時半ごろ、境内や参道で手作りの和紙あんどんに灯がともされ、一帯が厳かな雰囲気に包まれた。
世界的に活躍する映像アーティスト、長谷川章さん(石川県出身)が考案した、色や模様が変化するようプログラムした光を映す「デジタル掛け軸(D―K)」で境内をライトアップ。境内の楼門と本殿がスクリーンとなり、光の渦が境内全体を包み込んだ。
楼門前では日本舞踊家の藤間信乃輔さん(越前市出身)が、純白のはかまを身にまとい優雅な舞を披露。味真野地区に古くから伝わる伝統芸能「越前万歳(まんざい)」も披露された。境内を囲む森全体が幻想的な光に映え、訪れた人たちを魅了した。
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